あなたは沖縄地上戦のことを知っていますか!
1945年3月26日から6月23日に終戦を迎えるまでの3ヶ月におよぶ沖縄戦は、日本における唯一の県民を総動員した地上戦でした。
文化遺産のほとんどを破壊し、20数万の尊い人命を奪い去りました。一般住民の戦死者は10数万におよびました。その中には何の罪もない大人に従うしかなかった子供達もたくさんいます。
「対馬丸」撃沈事件とは?
戦争が近づいてくる中、1944年8月22日九州へ向かう学童疎開船「対馬丸」が悪石島(あくせきじま)近海で米潜水艦の攻撃を受け、乗っていた学童767人、引率教師28人、一般疎開者も合わせて約1700人の乗客中1500人が帰らぬ人となり、現在も「対馬丸」は海の底に沈んだままです。今も冷たい海の中で子供達も眠っているのです。
~対馬丸のこどもからあなたへ~ (対馬丸記念館展示)
ときどきでいいのです、どうかわたしたちのことをおもい出して下さい。
あなたは海へ行くことがありますか。海へ行って海の水にさわりますか。その水は私たちの眠るあの悪石島の海へつながっているのです。
真っ白い雪や大きな汽車 そして真っ白いごはんにあこがれ、まるで修学旅行にでも行くように船に乗った私たちは、アメリカの潜水艦の攻撃をうけて沈められました。
炎と水 たくさんの子ども達の、そして大人達のひめい想像できますか。
なぜ、私たちはそんな目にあわなければならなかった
のでしょう。
私たちは生きたかった。おいしいものをたべたり、思いきりあそんだり、大人になって世の中で自分の力を試したり、すてきな相手にめぐりあったり、私たちは生きたかった。
なぜ、それが許されなかったのでしょう。
今でも海の底にいると よくきこえるのです。
今も世界中のあちこちで子供達がひめいをあげています。 なぜ なぜ なぜ
この翼で改めて今、生きていることの大切さ、
夢を追いかけることの素晴らしさを知ることが
できました。戦争で亡くなっていかれた人達の
思いをむだにしないように、一生懸命生きたい
と思いました。
沖縄に行かせて頂き、多くの方々の生命の犠牲の上に自分の生命があることにあらためて深く感謝しました。
亡くなられた一人ひとりの思いに寄り添って ~「小桜の塔」にて~
いけるような人になりたいと思いました。
沖縄戦のこと、ふれあう人に伝えていきます。 合掌