0-15□カット

『家庭教育』に友達を招待した。

家庭教育の熱の入ったお話しを聞いているうちに、発達障害の子供を持つ友達の「日常で困ったことを聞いて欲しい」とのサインが見えた。家庭教育の講師さんと参加者との間を取り持つ私は、まだ婦人部長として、一年の駆け出しで何かと慣れていない。でも、同じように発達障害の子供を持つ親として、心にたまっていることを吐き出したい、それも理解してくれる人たちに。とうのはよくわかる。

Tさんは赤裸々に先日の父親参観での息子さんの様子、そのことから将来への不安、周りの父兄に対し、肩身の狭い思いをしたことを話始めた。自分が話してばかりではMさんが話す時間が無くなるとだいだいのところで切り上げ、Mさんの番になった。
Mさんは前回、ようやく本音をこの場で言うようになり、時々涙ぐみながら、息子の発達のペース、旦那さまとの関係、お姑さんの話をしてくれた。
前回よりもずっと掘り下げて語ってくれる彼女を見ながら、こうやって講師さんや私、私の友達で(彼女にとってはこの場で知り合った人)を「信頼してくれているんだな」と胸を撫で下ろした。
講師さんは、家庭教育の理論やご自身の経験からたくさんアドバイスをくださり、私も少し先行く先輩として、息子とのやりとり、まだ過ぎたばかりの体験談(いやいや、本音はまだまだ息子とのバトルありの生活)を駆け足で話した。
4人で話しても話しても尽きず…そのまま近くのカフエでランチをすることになった。
帰り際、講師さんから「皆さんは普通の子育て以上に頑張っているのだから、来月まで頑張り過ぎない私を目指しましょ〓」と言ってもらい、私を含め3人の顔に笑みがこぼれ、「それを目指します。でもまた、ストレスたまったら、こうしてみんなで発散したいな〓」とTさんが言った。

芦屋支部の家庭教育、参加者はまだまだ少なく、家庭教育の所長さん(講師)に来て頂くのが「申し訳ないなあ」と思っているが、こんなに深く本音を言い合える場になっていることがとても嬉しく、同じような悩みを抱えている方にもこれからどんどん声をかけていきたいと思った。(45歳主婦 T.S)

0-15□カット