今春から乳幼児向けと中高生向けに講義を分け、乳幼児期の子供さんのお母さんを対象とした会を「たんぽぽの会」また、中高生期をお持ちのお母さんの会を「カトレア会」と致しました。子育ての不安や悩みを船越所長さんのお話に学び、他のママとの交流を通してみんなで分かち合います。そのときに得たことを日々実践することでたんぽぽ、カトレアそれぞれのステキな花を咲かせ、しあわせの種を家庭・地域にいっぱい蒔いていきましょう。芦屋1
2月24日家庭教育第一回「たんぽぽの会」を芦屋青少年センターで開催しました。
テーマは「豊かな人間性が育つ親子のふれあい—-ほめ方、叱り方—-」です。
「ほめる」「叱る」の目的は—-自分で考え、善悪良否の判断が出来て、それに基づいて行動できる人間の子供に育てることです。

芦屋41,能力を伸ばす、”ほめ方”—-子供が良い行動をした時、その行動を認めて持続できるように励ます。
〔1〕ほめる時は、行動をした時あるいはそのすぐあとでほめてやる。
〔2〕ほめる対象をはっきりさせる。
〔3〕努力したことをほめる。
〔4〕親の期待にこたえたときはほめる。
〔5〕子供が自分の行動について反省したときにほめる。

2,人間性を育てる”叱り方”—–人間生活に適応しない行動をとったとき、どこが悪かったか反省させることです。
〔1〕感情的に叱らない
〔2〕子供の人格を傷つける叱り方はしない。
〔3〕叱るときは叱る対象を限定する。
〔4〕失敗やあやまちは叱らない。
〔5〕子供の成長に合わせた叱り方
  幼児期—親の表情や態度など五感を通して教育していく。
  児童期—価値判断を持つようになるので、理をもってそれを納得させる。
  中高期—行為の結果より、動機の方に力点を置くのが望ましい。

芦屋4【出席者の声・質問】と船越所長さんのお答え
【Q】1歳2ヶ月の男の子のお母さん・・・なんでもオモチャにしてしまうが、どこまで注意したら良いのでしょうか?
【A】(危険などを考えて)ここまでなら、大丈夫というレベルで注意し、根気よく教える。はじめから触ってはいけないものは手の届くところには置かず、ダメと言う機会を少なくすることも大切です。

【Q】もうすぐ1才9ヶ月のお母さん・・・指しゃぶりが悩み。注意すると余計にしゃぶる。
【A】指しゃぶりにこだわらず、お手伝いをしたことを褒めるなど、それ以外のことに興味を持たせる。そのうちに自然と指しゃぶりがなくなります。

【Q】普段あまり子供と接していないパパが見ているときに頭をぶつけるなど、ちょっと変わった態度を取ることがあります。
【A】それもパパと子供大切な経験と考えます。
先輩ママさんは家庭教育の真髄はやはり、夫婦の和合・・・ついつい子供中心になりがちだが、だんなさんを一番にすることが大事だと実感しました。

芦屋4芦屋6芦屋4