知人の勧めで久々に映画を観た。タイトルは『普通に死ぬ』。
静岡県で重度障がい者の高校卒業後の居場所を作る為親達が奔走する話ですが、医療的ケアが必要な場合、地域で生きるのは難しい。そこに伊丹や西宮の先駆的な取り組みが紹介され今後の道筋が見えてくるというような内容です。
医師や看護師が行う医療行為と同じことを家族が行う場合、医療的ケアとよぶそうですが、痰の吸引など小学生の兄弟でも手伝うらしいです。
地域でも支えられるように、先ずは知ることだなあと感じました。
私には発達障害の中1長男がいて、日々いろんな感情が湧いてきます。例えば、ママ友の何気ない1言に引っかかったり、思春期の息子の言動が全く理解できなかったりというふうに。
でも、この映画を観て、重度障害者とその家族の過酷な毎日を私は知らなかったんだ‥と衝撃を受けた。また知らないことから障害者をケアする方に見当違いな言葉かけをしていたこともあるかもしれないなあと反省した。
そう思うと、家族に発達障害児のいない友人もただただ知らないだけなんだ、息子も私も身体が丈夫なだけでこんなに有り難いんだ、そしてこれから先、息子をはじめ、自分の周りにできることが沢山あるんだ〜と、とても明るい気持ちになれました。
スクリーンの中の障がいがある方も感情は生きていて嬉しい時の笑顔はとっても素敵でした!
映画は11月末〜阪神九条駅近くでロードショー、お近くの方は是非お立ち寄りください。私には人生観が変わるような素晴らしいあっと言う間の2時間でした。【Tさん50歳】