徳島の老人ホームに姑が入所しています。
そこへ毎月一回、主人の妹夫婦達と交代で
姑に会いに行っています。
私は舅さんと姑さんを20年ほど親孝行の気持ちを込め
介護もさせて頂きました。
10年ほど前に主人の単身赴任が決まり
滋賀での生活が始まりました。
単身で仕事、家事などをやりこなし
家族の為に一生懸命でした。
舅さんも亡くなり、少しの間 姑さんは一人暮らしをしていましたが
パーキンソン病が悪化し、やがて身体の自由がきかなくなってきたので
主人が心配し、同居することになりました。
同居してみて感じた事は、私一人で出来るものではなく
やはり、家族の協力があったから頑張れた部分もありました。
大変ではありましたが、同居して学んだ事は
「ありがとう」を忘れないことだな、と思いました。
そして3年ほど姑と同居していましたが
次は主人の妹の所へ行くことになりました。
主人の妹も、病弱な両親を月一回病院へと付き添っている中で
しばらく母の為に介護を頑張ってくれました。
それからしばらくして、姑は徳島の老人ホームへと入所しました。
先日、主人と私、娘の三人で徳島へ向かう途中に
妹さんから連絡があり
『母(姑)が熱を出して、一週間ほど元気がありません』と
知らせを頂き、三人とも色々と不安で無言になってしまいました。
母に会ってみると、熱も下がりつつ点滴をしている状態で
パーキンソンの症状も出ていて、自分で話せなかったり
目も開けれない様子だったのですが、声をかけると
「わかってるよ~」と言ってくれたので、少し安心しました。
目を見て顔を合わせて少しでも話せれば、と思っていただけに
今回は少し残念でしたが、来月こそは笑顔が見れるようにと願うばかりです。
以前、両親のいる家へ毎日通いながら教会へ参拝し
いいお話を聞かせて頂き、真理に照らして「無常なんだ」と
心を切り替えることが大変でした。ですが、ありのままを認め
相手に寄り添う、そして互いに気持ちを明るく教えを通して
この道へと導いてくれた母に、今度は声を出して
“ありがとう”を言わせてもらいます。