この度、中国方正地区慰霊供養に行かせて頂きました。
尼崎南支部 壮年布教員 田畑享司郎です。
以前から一度は参拝に行かせてもらいたいと思っていました、というのも
私は終戦の時、二歳で満州の引揚者であります。
一つ間違えたら私も犠牲者の一人になっていたかもしれません。
日本人公墓の前で御供養をし、心からご冥福をお祈りさせて頂きました。
教会長さんの尺八に合わせて「赤とんぼ」を合唱した時には涙が溢れてきました。
多くの皆さんの無念の思いや、犠牲によって今の日本の平和があると思います。
また、幼い私を無事に日本へ連れ帰り、育ててくれた母に改めて感謝を深くしました。
このような悲惨な戦争を二度と繰り返してはいけないと、強く思いました。
二日目は731部隊 罪証陳列館にも行きました。
ここでの生物兵器や化学兵器開発の為の
生体実験は、目や耳を覆いたくなるような
大きな衝撃と身体の震えを感じました。
人の命を救う立場の医者がこれ程までの
残虐なことが出来るのか、と寒気を感じます。
「戦争が人の心を変えてしまうのだ」と思い「絶対に戦争をしてはいけない」と
強く強く思いました。偶然にも731部隊の犠牲者の遺族に会う事が出来ました。
遺族の方は「昔は敵だったが、今は友人だ」と言ってくださいました。
少し、心が癒された気がします。
中国人の心の広さを感じると共に慰霊供養継続の大切さを感じました。
開祖様は仰っています。
「世界平和は難しい、だから努力をする必要がある」と、また
「どんなに小さな実践でも実践した分だけが、世界平和に近づくのだ」と。
私もそれを信じて今、自分に出来る事をさせていただきます。
今、目の前の ARMS DOWN 署名活動と一食を捧げる運動を続けることです。
私は毎週一回、必ず食事を抜いて献金させて頂き
命ある限り一食を捧げて走り続けます。