Gさん(60代女性)の玄関先には “アフリカへ毛布をおくる運動” の大きなポスターが貼ってあります。
“不要の毛布があれば声をかけて下さい”と一筆添えてありますので 今年は6枚(昨年は9枚)集まりました。
でも中には、古い布団や薄い毛布など 持って来る方もいます。
そんな時、Gさんは「私は胃の病気で食べられない苦しさを知っているの。“昼間は暑いアフリカでも夜は寒くて” 凍えている人達が・・ 他人事と思えないの。
毛布が届くと、何日も歩いて来て 配給所に並び、一枚づつ背中にかけてもらうのよ。
自分の番で薄い毛布だと悲しくなるでしょう。 だから温かい毛布だけ3枚もらうね」と言うと・・・とても納得してくれました。
「夏にはノートやえんぴつもあつめているのよ」と伝えると ・・・「探してみるね」と機嫌良く帰えられました。
規格外のものを持って来られると、気持ちは有りがたいのですが断りづらいものがあります。自分の体験を通して伝える Gさんの”言葉”には思いやりが溢れ毛布にくるまっているような”温かさ”を感じました。 合掌 (担当者 Oより)