釈尊ご在世当時にも、「布薩」と呼ばれる集まりが持たれ釈尊のお弟子達が半月の間に犯した罪(道に外れた行為や悪い考えなど)を告白し、自らの行ないを告白し反省するだけに止まらず、その後の生活を律し、心を清めることを大事にしたようです。
単に自己を反省する行為ではなく、煩悩に惑う自分を見つめながら、他者の心の痛みを共有し、いのちに感謝し、生(せい)の充実、より豊かに感謝して人生を歩く(仏さまの)智慧を開かせてくれるものです。

(佼成出版社「The Yakushin」1992年2月号・レディース講座より)