10月18日(日)神戸芸術劇場にて
東京工業大学リベラルアーツセンター長の上田紀行教授に【おやじの生き方】のご講演を頂きました。
オープニングでは、ピアノ演奏で素晴らしい声量の歌声を聞かせて頂きました。
次に雅楽の演奏で舞台の上では、糞雑衣をまとった壮年さんが荘厳に散華をされました。壇上に姿があらわれたとき「うぉ~」と会場に声が響きわたりました。
会場では美しいサリー姿の女性も散華。
平和を願う活動報告として、第1回~第9回ウイーンでのWCRP開催、他宗教との協力を実践している平和の祈りの週間、100万人のゴミ拾い、神戸まつりボランティアなどの映像と、一人の会員にスポットをあて、救いの実践会員ドキュメントをご覧頂きました。
和やかな雰囲気の中、いよいよ講演が始まりました。
上田先生は、「アンケートで上司にしたい№1の池上彰さんの上司は私です。すごいでしょ!」(笑)と会場の皆さんの心をつかみ、「自分は優秀だと思っている人」「自分は価値がある」と感じていますか?と会場に問いかけ、現在の若者へのアンケート結果をもとに話を進められました。価値があると感じている人がアメリカ、中国、韓国と比べ非常に少ない日本人。人を「使い捨て」という衝撃的な言葉も出てきて、若者に人としての価値を伝えていない、生き方を示し、教育してこなかったおやじの責任を感じられ、これからのおやじの示すべき姿を教えて下さいました。
それは、法華経の教えにある、善良な徳を積む事でした。ダライ・ラマさんとの対談から感動されたことや、損得で選んだり、経済優先で価値を決めてきた時代のおやじが、もう一つの道、人間としての素晴らしい価値を高めていくことの大切さ、徳を積み、良い種をまくこと、してもらう受動的ではなく、自分が行う、能動的になることを教えて頂きました。
いろんな形でお誘いされ、今回の大会に参加された方々からお礼のメールが届きました。上司に誘われましたが、「立正佼成会だったのですね。」と改めて尊敬されたり、感じ方はひとそれぞれですが、「来て良かったです。」と喜びの声を聞いて、嬉しく思いました。
今回の大会では、壮年さんが力を発揮されました。それだけでなく、「おやじたちのために」と、実は若者たちも、お母さんたちも準備に走りまわりました。愛されるより、愛す。してもらうより、させてもらう能動的な自分になることがしあわせだと改めて実感できました。(ブログ投稿者 Sより)