先日被災地へボランティアに行かれたNスタッフさんが、8月1日夜間ご命日によろこびの説法をされました
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東日本大震災が起こり、いてもたってもいられませんでした。本部からボランティアの募集があり、役に立てる時がきたと思いましたが条件は厳しく、車も運転し費用も当然全て自己負担で何より仕事を一週間休むというものでした。私は大工で今仕事が充分にある訳でなく、一週間休むと収入がなくなり支出が増える事を考えると、両親になかなか言えませんでした。
近畿ブロックからボランティア募集がありましたが、同じ震災を経験した神戸から単独で行きたい気持ちが強くあり、震災から4カ月もたっている事や、神戸は今回が初めてなので、すっきりしないまま参加を決め『ただ作業をするのではなく信仰者として沢山の事を学び、気付いたり感じたりしてきて下さい。』という原教会長さんの心構えを胸に10名が出発しました。
岩手県大槌町に入ると神戸の震災どころではない光景が広がり、自分達がどれ程役に立てるかと思いました。作業は川の清掃でゴミを拾い、生き物は川の蘇生の為に残しました。物足りなさを感じましたが、鮭の遡上が目的で町の希望になると聞き、少しは役に立てたかと思いました。夜の法座で、もやもやした気持ちを話すと「自分の達成感の為ではなく、現地の方の為にどれ程の奉仕が出来るかが大事ですよ。」と教えてもらいました。
前根本教会長さんの退任式で「教会長さんの活躍が神戸に届くのを楽しみにしています。」と言わせて頂きました。活躍は衛星放送を通じて届いています。自分はミドル部が充分に活躍出来ていないと思っていましたが、法座で教えて頂いたお陰様でハッと我に帰り、いつの間にか義務感や使命感にとらわれていた事、皆さんに支えられていた事に感謝できていなかった事、母が賛成しなかった本当の理由を振り返る事が出来ました。
次の日は宮城県東松島市での道路側溝の泥さらいで、震災から手つかずの状態でしたが数百m出来ました。復興に貢献できたという気持ちになれ、今回参加した事を本当に有難く思いました。何より嬉しかったのは帰った時の母の笑顔でした。ご宝前にご挨拶した時、一級建築士合格祈願の文字が目に入りました。母は合格を目指して勉強している私の体と試験の心配してくれていました。母の有難みを感じずにはいられませんでした。私達を現地に行かせて下さった原教会長さん有難うございました。これから『心ひとつに、祈り、願い、希望を力にかえて』ミドル部スタッフとして精一杯の精進をして参ります。 合掌
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Nスタッフさんのお説法をはじめ、被災地へ支援ボランティアに参加された皆さんのお話を聞かせて頂き、テレビの報道だけでは分からないような惨状が、いまだに続いていることや、被災された方から逆に温かい言葉を掛けて頂いたことを教えてもらいました。そして私は本当に沢山の方に支えて頂いている、生かされている命にもっともっと感謝していかなくてはいけないことを教えて頂きました。これからも遠く離れた神戸からでも出来ること、節電や信仰者として祈ることを続けていきます。有り難うございました