7月16日から7月22日まで神戸教会で中国黒龍江省方正地区慰霊訪中団に青年部9名が参加させて頂きました。慰霊供養の際に『平和への誓い』を青年を代表して4名が発表しました。『平和への誓い』の内容を載せたいと思います。
終戦から63年が経ち戦争を知らない私たちは、ただ本を読み、体験を聞かせて頂くことでしか理解出来ません。当時の辛さや苦しさ等は計り知れないものだと思います。
今回、慰霊供養に参加させて頂くにあたり勉強をさせて頂き、『生と死について』改めて考えました。731部隊で、戦争の残酷な人体実験などによって命を絶たれた沢山の方々がどんな想いで亡くなっていかれたのかと思うと胸が痛くて言葉では表せないです。戦争というものが人間の心を狂わせ、信じられない惨劇を生み、かけがえのない尊い命を奪いました。今の私たちの生活からすると信じ難い事ばかりです。これが63年前に起きた真実に代わりないと改めて痛感しています。
今私たちは、尊い命を頂き当たり前のように食事を摂り、夜は眠ることが出来ています。そのことは、当たり前ではなく、感謝の想いが足りなかったと気づかせて頂きました。そして世界平和に向けて今、私たちが出来ることを精一杯したいと思いました。今、日本で戦争が起きていなくても私たちの心の中に人を指す心、憎む心、たくさんの鬼の心があります。その心を相手に思いやる気持ち、相手の仏性を拝ませて頂く心に変えさせて頂く事が平和へとつながっていくのだと思います。そして困っている方、苦しんでいる方がいれば、その方の思いにならせて頂き、温かい心でより添える慈悲の心を持てるように努力精進致します。その一つ一つが人と人との絆を深め、家庭、社会、国家へと世界平和につながっていくと信じています。一人でも多くの仲間、青年と共に世界平和への道を歩んでいけるように、今回学ばせて頂いた事、語りつながれている事を、次は私たちがお伝えしてきます。