【1月のメッセージ】新年おめでとうございます。
本年もみなさまにとって素晴らしい一年になりますことをお祈りいたします。今年は、おかげさまで神戸教会発足７０周年を迎えさせていただきます。今日まで支えてくださいました多くの先達の方々に感謝し、さらなる発展向上をめざして、布教精進をして参りたいと存じます。よろしくお願いいたします。
今月の会長法話は「ほんとうの自分に帰る」です。「一年をどうすごすか」を法華経の「授学無学人記品」（「必ず仏になれる」という授記を与える章）を通して、密行第一といわれた羅睺羅（釈尊の長男）の「素直に、謙虚に」精進を重ねる努力の大切さを教えていただいています。
新しい年を迎え、「この一年を真に豊かなものにするのは、ほかでもない私たち自身。日々に出会う人やものごとは、すべて自分が因となり、縁となって生じる」ことを教えていただきます。この縁起の教え（因縁果報）を礎にして進んでいきたいと思います。
密行第一の羅睺羅は、先輩たちの指導や助言を素直に聞き、謙虚になって、人が見ていないときでもひたすら教えを学び実践し続けました。密行を重ねるなかで羅睺羅は、すべての人が生まれながらに授かっている仏性の有り難さにめざめ、貪・瞋・痴などの煩悩を離れた「ほんとうの自分」に帰ったということです。
会長先生は、「だれもがその真実の自分に帰ることができる」とご指導くださっています。「素直さと謙虚さ」を忘れず、明るく和やかな一年にしていきましょう。
今月は、ご親教・阪神淡路大震災慰霊法要・寒修行・成人式があります。さあ、発足７０周年のスタートを切りました。すべてのご縁を私の「発」にして、「神戸から世界へ 時空をこえてつながろう」のテーマのもと「いまだかつてない」布教精進をさせていただきましょう。 合 掌
教会長 西村 季代子