【11月のメッセージ】日々ありがとうございます。
先月も台風19号が甚大な被害をもたらしました。大雨で川が氾濫し、多くの犠牲となられた方があったことに大変心が痛みます。ご冥福をお祈りいたします。そして被災されました地域の早期復興を心よりお祈りいたします。12・13日と予定されていた十日町の生誕地まつりは中止となりました。その1週間前の6日には、お会式・一乗まつりに練馬教会さんとともに参加させていただき、明るく・優しく・温かく行進ができたことに感謝です。
今月の会長法話は「『励まし』と『精進』」です。法華経の「化城諭品」を通して、「仏からの励まし」を受けて実践することの努力と、日々を「ていねいに生きる」精進の大切さを教えていただいています。
お経の一節の「能く三界の獄より、諸の衆生を勉出したもう」より「勉出(めんすい)」とは「すすめ、励ます」のことで、開祖さまは、「仏さまは、苦しみや悩みに満ちている世界(獄)から、無条件に出してくださるのではなく、教えによって真理を知らせ、そこから出ることを励ましすすめてくださる」と解説くださり、みずからの努力によって苦悩の世界から出ていくことを明言くださっています。また、「普回向」の「願わくはこの功徳を以って、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜん」の真意は、「家族や友だちをはじめ、ふれあう人にはいつもやさしくしよう。朝夕のご供養をとおして自分の心と行ないを見つめよう。そうして多くの人の善き縁となり、善き友となって、ともどもにほんとうの幸せを味わおう」ということだとご指導いただきました。
そして、「善きことにつとめ励む」とは、暮らしの中にある当たり前のことをなおざりにせず日々をていねいに生きることと教えていただきました。
今月は、「開祖さま生誕会」の月です。開祖さまのご生誕をお祝いし、「報恩感謝」と「誓願」の意を新たにし、今ある尊い命に感謝し、「自己を進化」しつつ「大己」を胸に、善き友となって、さらなる布教精進をさせていただきましょう。 合 掌
教会長 西村 季代子