人さまの幸せを願う心の底には、ものごとは一瞬もとどまることなく変化するという真理の働きをつかみ、そこから明るく、力強い人生を歩み始めてほしい、教えを通して幸せになってほしいという願いが息づいています。
自分の思い込みによって、ふれあう相手の個性を決めつけてしまうのではなく、こちらのふれあい方によって、出会いはどのようにも変えることができます。自らがよき縁となり、自分も、人さまも、ともに真理に沿った生き方ができるように願い、お誓いする中で、「念じる」ことの大切さをかみしめさせていただきます。
(佼成出版社「The Yakushin」1992年10月号・レディース講座より)