私が妊娠した事を伝えると、主人と主人の両親と私の両親は、とても喜んで産まれてくるのを心まちにしていました。ところが5カ月の検診で心音が聞こえずお腹の中で亡くなっていました。義理の母と私の母は、広島から神戸にすぐ飛んで来てくれました。私は悲しくて、悲しくて母達の思いにはなれず、思いだしては泣いていました。その後流産しそうになりながらも、長女、長男を無事授かりました。両親は初孫が出来て喜んでくれ、可愛がって頂きました。
子育てに毎日追われている中、近所に住む人から水子供養の大切さと佼成会で水子供養をして頂けると聞き即入会しました。
毎年神戸教会で水子供養をして頂いていましたが、最近では地域でする事になり、今年も地区でさせていただきました。お花・お膳・お供え物などみんなで話合いながら準備しました。産まれて来た子供達には、一杯愛情を掛ける事ができますが、私の所に産まれて来る事ができなかった水子は、忘れがちです。準備の中で「何が食べたいだろうか?何が欲しいだろうか?」と思いをかける事が出来ました。水子供養をさせて頂いたお陰さまで主人、両親も辛く悲しい思いをしたと思うのに私の身体の心配ばかりしてくれていた事にようやく気付き感謝する事ができました。ありがとうございました。合掌 (N)