「教団創立77周年式典」の本部映像を観せて頂きました。
その時、お導師をされた光祥さまが、啓白文を奏上された時、
声を詰まらせておられました。
生けとし生けるもの、宇宙の聖なる惑星、地球、
すべてを慈しみ、すべてが平安であれと。
光祥さまのお心が深く感じられました。
開祖さまが、すべての人が救われるためにと創られた立正佼成会の
願いを思われてと感じさせていただきました。
会長先生より、
『怨みは怨みによって消えることはなし、怨みは怨み無きによって消えるものなり』
と、法句経の言葉から、怨みを捨て慈悲に生きることを教えて頂きました。
『法華経の新しい解釈』の中で、怨みの連鎖について、法華経においては、
もう一歩進んで、怨みを感謝に変える積極的な態度が説かれています。
私ごとですが、おじさん、おばさんの話です。
おじさんは、グアムで戦死しました。おばさんは、本家の後を継ぎ、息子夫婦子供と
同居しましたが、仲が悪く、同居別居の繰り返しでした。おばさんは、おばさんの
連れ合いの戒名が気になり、戒名を変えてくれるところはないか?と悩んでいたので、
願いにより添いたいと佼成会の戒名の手配をして、ご供養をさせていただきました。
そして、そのうち、戦死したおじさんが、婚約者と結婚して本家の後を継ぎたかったという
無念な気持ちが判り、その気持ちを受け取った途端、おばさん家族がおだやかな生活になり、
おばさんは喜んでいます。
私も、おじさんおばさんのお蔭で、温かい気持ちになれ、嬉しかったです。
相手の話を聞かせていただきながら、相手が望むときに、必要なお手伝いを
させていただく菩薩行。
それぞれの因縁使命を大切にしながら、自分の縁ある方々に、笑顔で、
お伝えしていきたいと思っています。
M1