今年は戦後70年を迎えます。この期間日本は戦争は二度としないとして、平和な時を刻んで来ました。
しかし1937年当時、盧溝橋(ろこうきょう)事件をきっかけに日中戦争が起こり、それが長引いたことで、日本が*連合国との摩擦(まさつ)を深めてしまい、1941年12月8日真珠湾攻撃で開戦、ミッドウエー、ガダルカナル、サイパン、硫黄島、沖縄本島などで致命的となり、日本国内への空襲、原爆投下、最後は 旧ソ連が参戦して、1945年8月14日連合国のポツダム宣言を受諾して、翌8月15日終戦となりました。
この大東亜(だいとうあ)戦争で、300万の人が亡くなったそうです。しかし昨年は*集団的自衛権という言葉が世間を騒がせ、戦争のない平和な日本の国がどのように変わっていくのか? 今の若い男の人達が将来戦争になって、戦地に狩り出されるかも知れない心配も出て来ました。
慰霊の為訪中したことで、当時中国の地で戦争の為に、多くの人の命が犠牲になった場所を見て、戦争はしてはならない、この平和だった70年を無駄にしてはならないと思いました。
その為には、若い人達に戦争がどんなに愚かなことかを語り継ぎ、戦争だけではなく、阪神・淡路大震災、東日本大震災も同様に語り継がなくてはならないと思います。
あるコンビニエンスストアで、買い物をした年配の男性が、支払いで500円札を出したそうです。20代の若い店員は、500円札を知らなかったので、とっさに「ニセ札だ!!」と思い、警察に通報したとか、嘘のような本当の出来事があったそうです。1982年に500円玉が発行されるまで、500円札が使われていました。32年前まで確かに500円札が有った事を教えてもらっていなかった為に起きた事です。どんな小さな事でも、良いことも悪いことも、人生の先輩達が伝えて行く義務があるのではないでしょうか。それを肝に銘じておきたいと思います。
そして余談になりますが、中国の大地を踏み、貴重な経験をして、それが高じて今年から「中国帰国者と交流する市民の会」に入り、日本語を教えるボランティア活動に参加しています。とても楽しく意義のある時間を過ごさせて頂いております。(ブログ担当)
合 掌