7月22日(火)中国3日目は方正地区で朝を迎え、ホテル前に集合し、バスにて高速道路を哈爾濱(ハルピン)へ向け出発しました。
高速道路の両脇は、見渡す限りの広い、広い稲作地帯です。方正のお米は美味しいので有名で、「方正大米(たいまい)」と呼ばれて、価格も他の地域で取れるものより割高だそうです。土地は肥沃(ひよく)で土は黒く、地下には石油、鉄鉱石、石炭などが、豊富に埋蔵しているとのことです。また、道路脇の樹木は赤松が多いのが目立ちます。
三時間ほどで目的地哈爾濱(ハルピン)へ着き、『七三一部隊罪証遺跡陳列館』へ行きました。書物などで知識を得て、興味がある所でした。旧日本陸軍が細菌戦の研究の為に生体実験を行った場所です。しかし、実際は展示物のほとんどが酷(むご)いものばかりで、見るに堪えられないほど辛いものでした。
何とか日本人として見ておくべきだと思い、最後まで見させて頂きました。戦争の恐ろしさをこれほど一瞬にして理解させ得るものを、初めて見た思いでした。
この後、屋外にて折鶴、お花、飲み物などをお供えして、皆さんで慰霊供養をさせて頂きました。生体実験によって犠牲になって亡くなった方々が、菩薩の働きをしてくださったと教えて頂きました。医学の裏側を垣間(かいま)見た思いがしました。
『七三一部隊陳列館』は、この慰霊訪中の中でも特に心に深く刻まれた所でした。この後、哈爾濱(ハルピン)から大連まで戻りました。明日は、いよいよ中国最終日です。
(ブログ担当) 合 掌