オレンジフラワー

今日は待ちに待った神戸の市民まつりです。

神戸まつり4神戸まつり1

私達RKKが神戸まつりに参加をさせて頂いてから、約四十年になるとお聞きしました。
その間、ただ一度も事故がなかったと言う事で
神戸市さまには大変喜んで頂くことが出来たと教えて頂きました。
今年も約200名の沿道警備と約60名のサンバチームが参加をさせて頂く事が
出来ました事を深く感謝申し上げます。

神戸まつり3神戸まつり2

今日はその沿道警備の一員の目線でペンを取らせて頂きました。
「日本人は祭りがとても好き。」と、よくお聞きしますが
神戸のまつりを見させて頂くと世界中の人が集まって
大きな一つの輪の中に入り、毎年世界平和の花が咲いているように
感じます。その中に私も参加させて頂けている事は
私にとって大きな誇りでございます。今日一日限りのまつりの為に
多くの団体さんが一つの目標に向かって努力の限りを尽くされた事を
思う時、多くの人が「どうぞ今日一日、雨は降らないで下さい」と
願ったことだと思います。そんな願いもむなしく、とうとう雨の本番を
迎えることになりました。中止すべきか・・・それともやるべきなのか・・・
どんなに辛い気持ちで決断されたのだろうか・・・。
今日はこの雨の中を若い大学生が二人も沿道警備に参加してくれました。
せっかく参加してくれたのに、私はその二人に申し訳なくて
言葉もかけづらい気持ちで居ました。しかし、驚くことに
二人の若い青年の目はとても輝いていました。

「ごめんな!雨になってしまって」と、声をかけると
「いいえ、とんでもないです。とても感動しています、ありがとうございます」と
爽やかに答えてくれました。その時、私は何と事素晴らしい青年だろう・・・
こんなにも立派な青年達が未来を明るくしてくれるんだと思うと
何だか今まで疎ましく思っていた雨さんに申し訳なく思いました。
各団体とも、雨が降ってもなお盛り上がり腹の底まで響き渡る
サンバのリズムと体全身からみなぎるパワーのダンサー達
それを追いかけるカメラマン、スタッフ達。長いコードを手に取り
走り回っているサンテレビのスタッフさん達の姿を見ていると
感動に心が揺れました。このまつりに参加されている一人一人が
目に見えない大きな使命感に燃えて、それぞれのお役に命を燃やす。
これがまつりなんだ、そしてこのまつりこそが、世界の平和を目指して居るんだなと
心が熱くなった時、私はそっと両手を合わせて居ました。
最後の最後まで尽きる事のない、若者達のパワーが又来年のまつりに火をつける。

来年も喜びと希望をいっぱい連れて
早く来い来い神戸まつり

葉っぱライン