六甲支部のK君(30代、男性)という、モンゴルからの留学生をご紹介します。
支部のYさんの職場にK君がアルバイトに来て知り合い、K君が最初は言葉がわからず、きびしい指導について行けず、落ち込んでいるのをフォローして、日本語や仕事を教えたり、一緒に食事をしたり、親身に相談に乗られました。そして立正佼成会にお誘いし、K君は入会されました。K君はYさんの事を、日本のお母さんと思っているそうです。
K君はモンゴルで中学の物理の教師をされていましたが、隣の国の中国四川省の大地震を見て、モンゴルの住居の脆弱さを思うと、建築学が絶対必要だ、ぜひ地震の多い日本で学びたいと日本に来られました。
K君は今年の2月の節分会に参拝され、女子部の着物、はかま姿に感動し、カメラにおさめていたそうです。そして3月の彼岸会の奉献に初めて参加してくれました。Kさんは大学院の勉強とバイトでとても忙しいなか、感想を頂きました。日本に来て4年だそうですが、日本語で返事を書いてくれました。
Q:専攻はなんですか?
A:国立大学大学院で建築学、都市安全町つくりを学んでいます。
Q:なぜ日本に留学したのですか?
A:中国四川の大地震に心を痛め、日本は地震の多い国だから、地震の経験を勉強するため留学しました。
Q:日本で勉強して、母国に帰って何をしたいですか?
A:モンゴルの人々、できれば中国の人々にも、学んだ都市安全町つくりの知識を教えたいです。
Q:日本に来る前から仏教徒でしたか?
A:はい、そうです。
Q:日本の仏教との違いはありますか?
A:あまり変わりません。
Q:生まれ育った所はどんな所ですか?
A:まわりに草や花がいっぱい有って、草原が広がっていて、牛や馬や羊などが放牧されています。両親、弟は遊牧民です。
Q:奉献に出た感想をお願いします。
A:初めての経験で、沢山の人の前で緊張しました。でも日本の奉献に出て楽しかった。また出たいです。皆さまお世話になりました。
K君、ありがとうございました。お勉強がんばって、人様のお役に立てるよう祈念しております。 合掌