《2月の教会長メッセージ》
一月行く、二月逃げる、三月去るのように、年明けの3ヶ月は、時間がたつのが早く、あっという間に2月です。元旦に立てた新しい目標の実践は出来ていますか?忘れてしまった人、くじけてしまった人は、もう一度思い起こして、再スタートしましょう。
2月は涅槃会の月です。今月の佼成では、人間としての釈尊が味わわれた無常を通して、【生ずれば滅す】ということを学び、後悔しない生き方をしていくことをご指導くださっています。
必ず誰にでも訪れる死を自覚するという事ですが、病気をして、初めて健康なことに感謝する、無くしてから解る有難さ。卒業となって学校にも終わりがあることを知るというようことでなかなか、気が付かないものです。
ずっと生きられると思うと、なかなか真剣になれませんが、限り在る命、明日はわからないと思えば、違ってきます。私も出張や、海外へ出かけるときは、周りの整理をしてから出かけたものです。恥ずかしくないように、悔いのない人生を送りたいと出来ることを明日に回さずいこうと思いました。
釈尊ご自身も開祖さまも、笑顔で教えのごとく生きられました。その中で病も、死も、苦しい出来事にも直面されました。それを耐え忍び、受け入れ、乗りこえたお手本の開祖さまだと思います。
お釈迦さまが自灯明・法灯明を説いてくださったのも自分の人生は自分で歩くもの、誰かのせいにしたり逃げたりせず、まあいいかなどと諦めないで、後悔しない生き方をしてほしいという親の願い、思いやりの慈悲の言葉であるとことを会長先生はお伝えくださったと思います。
お釈迦さまが入寂する前後のお話が沢山あります。涅槃会での式典でお話ししたいと思います。ぜひご参拝ください。
怠らず、精進するようにというはなむけの言葉をかみしめて、一日一日を真剣に生きて、悔いのない人生を歩めるように実践させていただきましょう。