≪日々、有難うございます≫ 
明石東 母 「悪いものは早く取ってしまった方がいいよ」と初めて胃カメラをのんだ時言われた言葉でした。
「何だろう?」と思いながらかかりつけの医院へ行きました。「結果は悪性でした、すぐ癌センターを紹介しますので行って下さい」と医師から言われました。
“なんで私が…?”3人の子供たちはどうするの…?″
と頭の中はパニック状態になりました。
高校2年の時、母を癌で亡くしている私は、癌に対してとても敏感になっていました。主人はアメリカへ出張中で9月まで帰ってこれません。
重い気持ちで長男(26歳)に電話すると長男も言葉が出ないようでした。
高3の長女に病気の事を告げると泣き出してしまい、二人で抱き合って泣きました。
小6の二男は、病気の事はよく理解できていないようでした。
私の病気を知った支部長さんを始め、主任さん、支部の皆さんが三日間の三部経一巻読誦修行をして下さいました。二日目、三日目に支部の皆さんと一緒に三部経を上げさせて頂きました。
「何て私は幸せなんだろう」と思うと感謝の気持ちで一杯にになり、涙が止まりませんでした。皆さん有難うございました。お陰さまで私の重たい気持ちもすっきりとして来ました。
入院するまでに、出来る限りの事をさせて頂こうと前向きな気持にならせて頂く事が出来ました。3月に入り手術に向けての検査が始まりました。すると胃癌だけでなく、卵巣濃腫・胆石まで見つかり、私はどれだけの病気を隠し持っていたのだろうと、おかしくなりました。
自分を出す事が下手な私は、いやな事が有っても、つい我慢してしまい、心に蓋をしてしまいます。その事が私のお腹の中にいろいろな病気を作ってしまったのかなぁ…などと思いながら悪いものは全部取ってしまい、新しい私になれば良いのだと今の私の心は、すっきりとしています。教えのお陰さまで、こんなに前向きに、癌に立ち向えられるのだと思うと、感謝の気持ちで一杯になります。
2月の末に一人暮らしをしていた長男が家に戻って来ました。
明石東 看護
3月の末には高校を卒業した長女が、私の望みでもあった「高校の翼」に参加させて頂き、4月には看護学校に入学です。

明石東 中学生
二男も中学1年になります。もご命日参拝、地区の方の手取り、お当番、お彼岸のお読み上げのお役と、
いろいろとさせて頂けます。
なんて有りがたいのだと思わせて頂きながら一日一日を大切にして行こうと思わせて頂きます。

仏様、サンガの皆様の温かい心に包まれて、さぁ~私と子ども達との新しいスタートです!!   ありがとうございました。             合掌

主任 K.Kさん

明石東 区切り線