灘支部は阪神・淡路大震災犠牲者慰霊法要の式典の日教会当番のお役をさせていただきました。

私は震災で、100日以上の入院をする大ケガを受けました。何時間もかかって、壊れ
た家から引き出され、近くの神鋼病院に運ばれました。廊下の隅で寝かされて、痛み
がひどくなり、通りかかった看護士さんに声をかけましたが、「ここでは、レントゲ
ンもCTもとれません。今、玄関に救急車が止まっていますので、それに乗って、別
の病院へ行って下さい。」と言われました。北区の社会保険病院に運ばれ、手厚い治
療を受け、今、こうして元気に明るくお当番をさせて頂けるようになりました。

(あのまま、家の下敷きのままだったら…。) (あの時、看護婦さんに玄関にいた救
急車に乗せてもらえなかったら…。) と考えれば、教会長さんが1人 1人のお戒
名を読み上げられていましたが、もしかしたら、その中に私がいてもおかしくないと
思いました。今日、1日、お当番でいつも教会長さん言われている『私は今、ふれあ
う人に何ができるか。』を自分に言い聞かせ、1人でも多くの人に参拝して良かった
と思って頂けるふれあいを頑張ろうと思いました。お当番を終え、これからも、私の
出来る限り精一杯、明るいふれあいを頑張ろうと決意しました。有り難うございまし
た。  合掌 

灘支部  Yさん(50代)

灘支部 震災被災して二ヵ月後、長男の卒園に参加した時の写真です。