於;猪名野神社(伊丹市内)
1986年の「国際平和年」以来、23年にわたり行なわれている『世界平和祈りの週間』が、今年も10月18日~25日まで実施されました。
10月24日(土)、「国連創設記念日」の日に伊丹支部は市内では初めて、猪名野神社で、世界平和祈願をさせていただきました。
境内は『市指定文化財』となっているムクロジ(無患子)の巨木等、多数の樹木が生い茂り、酒造家、商人らの寄進した97基の石灯籠が並び、歴史を感じさせる神社です。
さて宮司さまの透き通るような大きな声で、いよいよ式が始まりまして、祝詞(のりと)を聞かせていただき、祝詞の中で『世界平和祈りの言葉』を唱(とな)えてくださいました。
『世界平和祈りの言葉』
「意義と目的」――平和と共生の世界を創るために
「法句経に、『まことに、怨みは怨みによっては消ゆることなし。
慈悲によってのみ消ゆるものなり』とあります。怨みに怨みをもって報いていくと、戦争の絶えない世界になってしまいます。しかし、仏さまの教えを頂いて、一人ひとりが思いやりの心に立ち返り、冷静に自らを振り返ると、平和を乱す元凶は自分にもあることに気付きます。
そうした人間一人ひとりの内省を通さずには、怨みの心は消えることがありません。」
参加した皆が、心から感動いたしました。
その後、清掃奉仕をさせていただきまして、自然の中で、清清しい思いがいたしました。
七・五・三まいりの子供さんが、チラホラと見えられまして、お掃除が途中でしたが、終わらせていただきました。
また、日を改めて、ぜひ清掃奉仕をさせていただきたいと皆んなで誓い合いました。
合 掌
● 猪名野神社 ●
江戸時代の伊丹郷町の氏神。祭神は(すさのお神)。本殿は貞享3年(1686年)建立。
また戦国時代、荒木村重の有岡城の惣構(そうがまえ)北端を防御する「岸の砦」が置かれていた所でもあり、境内西側には土塁が残っています。JR伊丹駅前の有岡城本丸跡とともに国指定史跡となっています。
境内には小規模な公園があり、「伊丹市立相撲場」の土俵が設置されています。毎年、市内在住の小学生を対象とした相撲大会が開催されています。
(公式ホームページより)