6月教会長さん【6月教会長メッセージ】
惠の雨の季節、6月を迎えました。先月は、新型インフルエンザの嵐が神戸を吹き荒れました。教会、法座所、連絡所も一時的ではありますが、準閉鎖を行い、教会長、支部長、部長、職員代表により、お護りをさせて頂きました。ご本部の指示に従い、幹部の方々と智慧を出し合い、一心に仏さまを念じて、この難局に立ち向かって参りました。


たくさんのことを学ばせて頂きました。まずご本仏さまは常に、私たち子どもの幸せを念じ、温かく見守って下さっていること、大震災の時も、ご本仏さまは見守り続けて下さいました。私も、毎日、導師のお役を頂き、ご本仏さまにお祈りをし、ご本仏さまの無限の慈愛を感じさせて頂きました。
そして、サンガは真の家族であることを実感しました。信者さんのいらっしゃらない教会はこんなにも、寂しいものなのかを肌で感じました。毎日、お当番さんが来られる、宿直の壮年さんが来て下さる、法座、ご供養、お勉強会、手取り、お導きに歩けるという、当たり前のことがいかに有り難いことなのか、身に染みて感じました。
今月の佼成で、会長先生は「大変なとき」と題し、大変なときにこそ、日ごろの生活を仏さまの教えに照らし合わせることが大事なこと、「大変」とは、大きく変わる、また、変われるときであり、大きなチャンスであること、大変なときこそ、見方を悲観的、否定的なものから、肯定的、感謝の見方に変えていく中に活路が見出されていくこと、それが泥中に咲く蓮の花のたとえの意味であることを教えて下さっています。
今回の出来事は、経験したことのない大変なときであったかもしれません。しかし、私たちは今回の経験を通し、仏さまのどんなことがあっても変わることのない無限の温かなお慈悲、サンガの大切さ、温もり、そして、教会・支部家族の異体同心の有り難さを改めて学ぶことができました。
ピンチはチャンス、チャンスはチェンジ!会長先生はそう教えて下さっています。お互い様に、毎日、元気に菩薩としての修行ができることがいかに有り難いか、毎日、人と自由に出会えることがいかに有り難いことなのか、当たり前のことが、奇跡の有り難さであることを肝に銘じ、今月も菩薩行に精進させて頂きましょう!
毎日、お互い様に出会えるということはこんなにも嬉しく、幸せなことなのですね。   合掌