2008年9月14日(日)立正佼成会神戸教会において、壮年を対象とした、ビジネスセミナー『 自分の人生、願いは叶う』 をテーマに、京セラコミュニケーションシステム株式会社顧問を務められる、福永正三氏をお迎えし、講演をいただきました。
※福永正三氏 著書『会社再建―サラリーマンを超えた男』など
まず、ビジネスセミナーと言う事もあり、企業はプラマイゼロでは駄目。黒字化が最低条件。不景気と言う事を言い訳にせず、企業として無駄な仕入れを無くす事を徹底しただけで劇的な改善が出来る。また、社員のモチベーションをあげる努力をすると、給料の3倍働く社員も育っていく。『一日をおろそか(無駄)にする者は、一生をおろそか(無駄)にする。(一日に泣く)』 の考えのもと、自分の成長の為の勉強を怠らず、日々努力を重ねていく事が、大事であると語られる。学ぶことで、ものの本質、本当の意味が見えてくるということだ。講師自身の体験談で『 会社に5時出勤し、整理整頓、掃除。企業再建のとっかかりは5S』だということを教えて頂いた。
※5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)
『 自分の人生、願いは叶う』というテーマは、人生は目標を持って生きなければならない。人生は漠然と生きてはいけない。また、出来ない事はない、思いは叶う。自分自身の考え方が全てである。と仏教の教えでもある『一念三千』思想につながるテーマである。ゴール地点、目標を明確化し、強い達成願望を持つことで、自分自身の具体的な生活基準・行動基準を設定する事が出来る。
人の為に尽くし驕(おご)らない、人の為にすることが、必ず自分に戻ってくる。先祖の徳を使い果たさないで、しっかり徳積みをする。何故なら、徳が自らの幸福につながる。朝起きたら生きている事に感謝、大きな声で挨拶する。『頂きます』も感謝の言葉だと話される。また、今の現象(目の前にあるもの)は人のせいではなく『自分』。日々の行いの反省を毎日する。反省は大事であり、自分の心がけ次第だという。
最後に、『人生に師を持ち、強い達成願望を持つこと、また信念を持って行動する事によって、自分が変わってくる。』と教えて頂きました。
参加者からは、『世の中で経済的に恵まれるのは努力・実力等の頑張りの先にあるのではなく、未来イメージの書き換えで現在が変わることがよくわかった。』 『仏さまの教え通りであった。法華経の経典通りであった。マイナスをプラスに変えよ。ご法の精神を生かした生き方。心の底から教えてくれる宗教。』 『今後もこのようなセミナーを継続して欲しい』と言う声があがっていた。