【2月の教会長メッセージ】
早いもので、赴任して二ヶ月が経ちました。人間の適応力の凄さには我ながらに驚いています。誰一人、知人もいなかった神戸の地に、既にたくさんの家族の存在を感じています。朝、目覚めて、日課となった片道25分の徒歩通勤で教会に着きますと、信者さんたちが明るい温もりのある笑顔で元気良く迎えて下さいます。その瞬間に何とも言えない安堵感に包まれるのです。教会は大きな家庭であり、オアシスであり、私たちはその家族です。本当に私たちは、無常、無我の真理に生かされているのですね。
また、
この二ヶ月間、他宗教の先生方、議員さん、その他、ご縁の深い方々とたくさんのお出会いを頂きました。「一期一会」、一つ一つの出会いを真心込めて大切にされ、相手の仏性を拝まれて、仏縁となられた開祖さま、会長先生のお心を胸に刻み、これからも一弟子として、皆さまと共に出会いの伝統を積み上げていきたいと思います。
今月『佼成』のご法話で、会長先生より「習慣が心を育む」と題してご指導を頂きました。習慣はリズムであること、一日の始まりである朝を、ご供養という良きリズムでスタートさせること、そして、「笑顔で朝のあいさつをする」「呼ばれたらハッキリ返事をする」「履物を脱いだらそろえる」という三つの実践を日常生活のリズムにすると、和やかな人間関係が築けること、こうして、良き習慣を身に付け、リズム化していくと、それにふさわしく心が育まれてゆくと教えて下さっています。そして、お釈迦さまのお言葉を引用されて、「いま・今日を大事にする」習慣を身に付けることの大切さを最後にお示しくださいました。
朝、新たな命を頂き、目覚めてから、夜、眠りにつくまでの、奇跡の一日を、どんな良きリズムで生きていくか、それは自分の誓願次第で決まり、自分の一生を彩っていくものであることを、力強く教えて頂いた気が致します。皆さん、お互いさまに、会長先生のご指導を胸に刻み、今月も精進致しましょう。 合掌