1月の躍進を拝読し、欲との付き合い方について皆さまと共にかみしめました。
人間の欲の根本原因は「貪 痴」であると教えていただきます。「相手を思いどおりにしたい」「好きなようにしたい」と心が動き苦が出ます。会長先生はご法の習学と感謝の二つを心がけ今いただいている命に感謝し「まず人さま」と人が喜ぶことをしていく訓練を通して「貪 痴」がコントロール出来ると教えて下さいました。
本年も「まず人さま」の心で精進させていただきます。合掌
【組長Nさんの感想】
先日の輪読会のテーマは、「欲」と「心の開放」でした。私は性格上、自分に対しての外見上の欲はいくらでもそぎ落とすことができるようです。
私の「欲」は心の「欲」です。私は人との距離をうまくとることができないので生活していく上で常に生きずらさを感じています。ご法の習学を通して心の開放と健全さを手に入れることが佼成会での目標です。
私は結婚前も結婚後も家庭はやすらぎの場ではありませんでした。離婚後、自分の為にも子供の為にも家庭はくつろげる場所にしたいと思いました。どの親御さんも、自分の事は横にやり、子供には少しでもおいしいものを食べさせたい、喜ばせてやりたい、困った時は助けてやりたい、そう思っているはずです。私の場合、子供にさみしい思いをさせているという負い目から、してやりたいという思いばかりが先ばしり手綱をひきしめることができませんでした。
今年に入り、息切れがしてきました。いくらしても精がないな、そんな虚しさのようなものを感じました。それは、したくてもしてやれない煩悩という名のジレンマなのかもしれません。
今年、次男は成人式をむかえました。支部長さんはこれを機に子供に対する認識を改めるようにしなさい。そして、お役をしっかり勤めさせて頂くことをこの場で主任さんに請願するようにおっしゃいました。私は少し、ちゅうちょしました。
昨年の11月末、担当していた会員さんが体調不良の為知らぬまに息子さんの所に引越しされていました。年があけ、主任さんから電話が通じないみたいだけどといわれ、はじめて気付いたしだいです。
昨年の後半から人手不足の為、昼食もとれない日が続き、睡眠不足も手伝って疲れはピークに達していました。次男の思いもよらない両足骨折という事故もありました。次第に手取りの足は遠のきました。それでも工夫をすればもう少し気配りができたはず、後悔の念が残りました。
仕事も家庭も佼成会も全部うまく回していきたい、そういう思いがからまわりして欲となりイラダチになるのかもしれません。私には無理かもしれない、そういう思いが頭をよぎりましたが、会長先生がおっしゃったようにお役が勤まるかどうかではなく、何事も「目の前のことを一生懸命真心をこめて全力をつくす」そのことが大事なのではないかと思い、主任さんに請願させて頂きました。
今月の会長先生のご法話は「心の開放」なので、自分の心を縄ることなく頑張らせて頂こうと思います。 合掌