日々ありがとうございます。
梅雨の季節に入りました。紫陽花があちこちで美しく咲く6月です。紫陽花は土の成分で色が変わります。酸性だと青色、アルカリ性だと赤色の花が咲きます。赤色の紫陽花(佼成誌表紙の紫陽花)の花言葉は、「元気な女性」「強い愛情」です。会長先生の「雨の日はハレルヤ、晴れの日はアーメン」のお言葉を思い出します。先月は、青年の日、神戸まつりボランティア等たくさんの方々にお世話になりありがとうございました。
今月の会長先生のご法話は「季節の風物に心を寄せて」です。「大自然の営み、すなわち真理のはたらきに気づくことで、心の安定と救いがもたらされること」をご指導くださっております。「子どものころの素直な気持ちを忘れず、大自然の営みにふれて感動したり、その不思議さに驚いたりする日常にこそ、若さや元気をたもつ秘訣がある」とお伝えくださいます。朝ドラの主人公の境地になります。
また、美しいものや神秘的なものを見て「きれいだな」「不思議だな」と感動できる感性があれば、苦しみや悲しみさえ乗り越えることができると教えていただきます。自然は何一つ文句をいわず、ただ黙々とあるべき姿を見せ、多くの命を生かしてこの世をあらしめています。真理を黙って実行しているということです。いろいろな場所で、季節の風物や自然の営みにふれて感性を磨き、真理のはたらきを楽しみ、味わい、語り合っていきたいものです。それが大切な菩薩行だとご指導くださっております。
新1年生のお孫さんの下校のお迎えに行き、手をつないで帰り道にいろいろな話をしてくれるのを楽しみにしているおばあちゃんがいました。「きょうは、ピーピーまめをたくさんとったよ」「そう、ピーと鳴った?」「おうちにかえってから鳴らすよ」「楽しみだね」「うん」・・・。季節の風物に心を寄せてふれあったひとときですね。ピーピー豆の音やにおいが伝わってくるようです。
今月は、雨が降る日も多いと思いますが、赤い紫陽花のように、「元気で」「強い愛情(慈悲の心)」をもってお手どり・導き・法座に常精進させていただきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教会長 西村 季代子