日々ありがとうございます。

三寒四温を繰り返しながら、春がそこまで来ております。今年の1月から教会を開け、健幸行と自由参拝(午前中)をさせていただいております。3年ぶりにお参りされた信者さん同志が、ともに笑顔で会話されているお姿を拝見し、当たり前のことが当たり前にできなかった3年を振り返り、目の前の当たり前に感謝の心でいっぱいになりました。まだまだ感染はありますが、ご体調を整えていつでもお参りくださいますようお待ちしております。

今月の会長先生のご法話は「健康と元気は『心』から」です。体と心は、相即(そうそく)不離(ふり)の関係なので、身心両面、特に「心の筋肉」(精神)を活性化することの大切さをご指導くださっております。

活発な精神を維持するために大切な「健康の三原則」とは、

「心中常に喜神を含むこと」・・・苦しい時「仏さまは今、私に何を教えてくださっているのだろうか」と目の前の現実を前向きに受けとめること。

「心中絶えず感謝の念を含むこと」・・・「ありがたい」という言葉を口にするだけでも、新鮮な感動をもたらしてくれる。

「常に陰徳を志すこと」・・・日々の暮らしの中でふれあう人を思いやり、相手の幸せを願って「まず人さま」の実践を心がける。

安岡正篤師のお言葉を通して、会長先生は、「この三つが心に修まっている人こそが菩薩と呼ぶ」とご教示くださっております。

教団創立85周年を迎え、お互いさま、この三つの原則を身近な人にお伝えし、皆とともに元気で生き生きとした家庭や社会にしていきましょう。

会員の壮年さんが、朝仕事に出かける時、自転車のタイヤがパンクしていました。昨日の夕方帰った時は大丈夫だったのに、一瞬、「誰がした?管理室に行ってカメラ見せてもらおうか」と思ったけど、次の瞬間、「そうじゃない、仏さまが何か教えてくれているのかも」と思ったそうです。これが運命の分かれ目ですね。まさに、「健康(菩薩)になる三原則」が身心に入っていたのだと思います。その後、しっかりと前向きな受けとめ方を教えていただき、菩薩になっていきました。

今月は、教団創立85周年記念日の月です。会長先生より「元気で精進を」と今年の心構えをいただいております。創立当初からの「親孝行・先祖供養・菩薩行」の教えをもとに、「三つの健康(菩薩)の原則」を心に、感謝で布教精進させていただきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。

合 掌

教会長 西村  季代子