こんにちは中央支部です。6月は梅雨の季節ですが、今年は雨が少なく、いつもはうっとうしく感じる雨も今は‘恵みの雨’に思える今日この頃です。こんな中、支部では5日「水子供養」をしました。当日、参加者はそれぞれの手に子供の喜びそうなお菓子などを持参し、お供えをしました。10時開式!水子の霊を偲ぶため『地蔵和賛』のナレーションをBGMに、一人一人が、一輪の花を‘献花’しました。そして、参拝者49名による真心からのご供養をしました。ご供養後のYさん(53才)のお説法です。

≪昭和55年の結婚を機に専業主婦になりました。その当時佼成会は、実母のご縁で入会はしていましたが・・・。次女が中学でいじめにあい、それを機に教会に足を運ぶようになりました。そんな時震災にあい、主人の会社もそのあおりを受けました。私は、生活費を得るためにパートに出るようになりました。生活の大変さからか、妊娠に気づかず、ただ体調を崩したと思って病院に行った時には、“流産”と診断されました。この事を法座で話すと「お戒名をつけて、生きている子供達と同様に毎日名前を呼ぶようにお戒名を読み上げご供養すると良いですね!」と教えてもらいました。この度の「水子供養」のお蔭様で、今一度「命の尊さ」を教えてくれた水子に感謝し、二人の娘と同様に大切な宝物だったのだと気づく事が出来ました。

支部長さんからのお話
≪今、世の中は「命」が軽視されているように思います。私たちは、このご供養を通して「命の尊さ」について身をもって教えてくれた、水子に感謝すると共に身の回りの方に「命の大切さ」を伝えていくことが大事です。≫

ここで、「水子供養」に参加した方のメッセージカードから

私には3人の娘がいます。昨年の12月に三女が男の子を出産しました。娘の妊娠中は、TV等で子供の虐待や、十代の人が子供を生み、捨てる等と悲しいニュースがよく家族の間で話題にのぼりました。その中で、「命の大切さ」を話し合いました。そして無事、子供が生まれてきたとき、娘から初めて、「お母さん、私を生んでくれてありがとう!」という言葉と言ってもらいました。この言葉で胸が熱くなると同時に、私自身も亡き両親に感謝の心を改めて思わせて頂きました。今回、なんらかの事情でこの世に生まれてきたくても、できなかった水子の心を胸に真心からのご供養をさせて頂きました。このご供養を機に、娘だけでなく人様にも「命の尊さ」を伝えることができる私になりたいと思いました。      Iさん   52才