【11月のメッセージ】日々ありがとうございます。
山々が色づき始め、秋の深さを一段と感じさせてくれています。新型コロナウイルスの感染状況も少しずつ縮小してきていますが、まだまだ安心はできません。引き続き感染対策をとりながら注意していきたいと思います。
教会の自由参拝(10時~12時・1階玄関・喜捨箱前限定)を今月も引き続きさせていただいております。3密にならないよう、検温・マスク・消毒を徹底して感染拡大防止にご協力お願いいたします。
今月の会長先生のご法話は「『ありがたい』といえる幸せ」です。法華経の「随喜功徳品」を通して、「感動や歓喜を生きる力に変えたり、すばらしいできごとに出会って『ありがたい』と感謝したりできる」精進をご指導くださっています。教えを聞いて、心から「ありがたい」と受けとめれば、それを誰かに伝えたくなります。そうして人から人へと感動が伝わっていくことの有り難さを教えていただきます。
また、「私たちは、何ごとも素直に『ありがたい』とか『うれしい』と受けとめることで、ほんとうの心の安らぎが得られる」こと、そして、「今ここに生きる人間の本質的な喜びを素直に人に伝えていくとき、まことの幸せが広がる」と教えていただきます。仏教徒にとっての「素直」とは、「仏さまを信じ、教えを信じ、いつも人さまのしあわせを願いつづけている自分を信じること」と開祖さまはおっしゃっています。
即是当番修行の功徳報告を、毎日支部長さんよりいただく中で、小さな変化や大きな変化に感謝・感動しております。ある壮年さんは、家庭での修行として奥様に朝の挨拶を自分からされることを誓願されました。支部長さんは即是当番の日だけと思っていたところ、毎日されたそうです。2ヶ月目に入っても続けてされており、定着してきました。奥様に変化が出てきて、主任さんにありがたい電話があったそうです。すばらしい実践です。これこそ「ありがたい」といえる幸せではないでしょうか。
今月は、開祖さま生誕会の月です。開祖さまのご生誕をお祝いするとともに開祖さまのご因縁をかみしめ、「報恩感謝」と新たなる「誓願」をさせていただき、①いつでもどこでも「ありがたい」を言葉に出していきましょう。そして、②自らの救われた体験(功徳)をお伝えし、お導きをさせていただき、開祖さまにお届けしましょう。
また、即是道場当番に喜びをもって一人が一人に声かけして、たくさんの方で平和への祈りとともに新型コロナウイルスの収束も祈願しながら修行してくださいますようお願いいたします。
そして、すべてのご縁を私の「発(ほつ)」にして、「神戸から世界へ 時空をこえてつながろう」のテーマのもと「いまだかつてない」布教精進をさせていただきましょう。 合 掌
教会長 西村 季代子